第十一回 「過去、現在、そして過去?」

わはー。
結構長続きしてます、この企画。
普段やってることをまとめてるだけだからでしょうね。

さて、今日は物語の展開のお話。
現実の世界では時間は後ろから前へ流れているということになってます。
エントロピーが高いだの量子力学では並行宇宙だのいわれていますが、私には難しいことは解かりません。
並行宇宙は別にして、エントロピーの話は結構それっぽいですが、なんかいろいろあるみたいですね。
そもそも確率的に……(略

さて、とりあえず、感覚的に一方に流れているということはいえると思います。
現実世界では時間は連続しており、自分を中心にして、絶えず流れていると感じています。
寝てるときだけは時間の経過は感じられないかもしれませんが、実際は動いています。
それをワープして、勝手に未来を見たり、過去に戻ったりすることはトリビアでやってましたが、どうも無理なようです。
個人的には諦めずにいろいろ研究して実現してほしいと思ってますが。

で、小説の世界にも時間は流れています
単純に考えるのなら現実の世界と同じように後ろから前に流れています。
ところで現実世界では、結果を見てからその過程を見ることはできません
思い返すことはできますが、それを行うのは無理です。
しかし、現実と違い小説は過去と現在を入れ替えて描写することができます。
もちろん、回想という形になるわけですが、語尾が変わります。
現実で回想する場合、「私は〜していた」「そこで〜だった」と語尾が過去形になります。
しかし、小説ではそういうことを無視し、あたかも前にあった出来事を今起こっているように持ってくることができます。
時間の流れをビデオテープに置き換えるなら、ある一部を切り取って、他のところとつなげるという感覚ですね。
こういうのも一つの技術です。
山場を最後の最後まで引っ張って、大きく見せることでより盛り上げることが可能です。
過程を後に持ってくることで過程の部分が解からなくなり、引き付けられるわけです。
それを利用してみましょう。

例えば、あたかも主人公が死んだように結果を書いて、過去の戦いの部分を回想という形で挿入します。
しかし、回想を読み進めると、実は主人公は死んでいないということが解かります。
そして、締めに主人公を出現させれば、予想を裏切り、面白くなるということです。
単調な物語ではなく、いかにして読者の予想を裏切るかが面白いか否かの要素になります。
ここぞというときに使ってみるといいのではないでしょうか。

結局、何が言いたいのかというと、小説の世界で時間をまっすぐに流す必要はないということです。
使う使わないは別にしろ、一つの選択肢として、時間の入れ替えというものがあるんだなと記憶しておきましょう。

でぁでぁ、あでゅー。
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