外視風景 2/深淵侵蝕





[ストーリー]

主人公・狭間柊は実良重によって受けた傷を癒すため、病院に入院していた。
変化のない毎日だったが、見舞いに来てくれる夜霧や影守とくだらない談笑を楽しんでいた。
しかし、狭間はふと自分がどこかにいってしまうような感覚に陥る。
誰もいなくなった病院で、狭間は昔の出来事を思い返した。
まだ月読たちと会う前、狭間はある病院で入院をしていた。
自分の名前以外全く解からず、人に触れるたびに謎の声が聞こえてくるという現象に戸惑い、狭間は苦悩する。
そして、ある日、一人の男が狭間の部屋を訪れた。
その男は病院の院長だという。
院長は容赦ない言葉を投げかけ、狭間を更なる深淵に陥れていく。
最後に院長は、狭間にある噂を教えた。
何でも、夜の病院を徘徊する謎の人影があるらしい。
そして、院長は言う。
「だが、もしもそんなものが本当にいたのなら、人は成すがままされるしかないだろうね――」
と。
幼い頃の忌むべき記憶。
真っ白な空間には、黒を纏った言葉のみが進入する。
そして、言葉は魔力を持ち、人の心の奥底から侵蝕を始めた。





[キャラクター]

狭間 柊(はざま しゅう)
物語の主人公。
目覚めると病院にいて、それまでの記憶が欠如していた。
人に触れると何かの声が聞こえるという事態に悩まされる。


月読 海葉(つくよみ みは)
偶然病院で知り合うことになった大人の女性。
狭間を助けるため、力を貸してくれる。
博識で沈着冷静、物語を結末へと導く。


夜霧 絢那(よぎり あやな)
月読の後についていた少女。
幼いながら何事にも動じず、笑顔を絶やさない。
月読の元で現在勉強中らしい。


長村 愛(おさむら あい)
狭間の入院中、面倒を見ることになった看護師。
いつも狭間のことをからかっているが、大切に思っている。
狭間の唯一の理解者。


下道 真(しもつみち まこと)
狭間が入院している病院の院長。
不気味な感じの男であまりいい印象を受けない。
ただ院長というだけあって、客観的な評価は高い。





外視風景 2/深淵侵蝕・本編へ